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狂気が策士を飲み込む。

明井戸「此処も久々だな、よく考えりゃ。」

来た場所は秋葉名戸の集うメイド喫茶。いつも通りの光景。

「あれ、そうなんだ?前はいつも此処に来てたのに。」

明井戸「あいつら…今の奴らと行動するようになってからは全然行かなくなっちまったよ。」

「…………そう。あの秋葉サッカー部より今の彼らと一緒の時が圧倒的に多いんだね。」

それを聞く少年の顔は俯き気味になっていた。

明井戸「まーな。あいつらと一緒の方が色々あって面白いしさ。もう色々な奴が居るんだぜ?」

(自分のチーム、時任の事を話したり成神の事を話したりとその表情は少年の目から見ればかなり楽しそうに映っていた、明井戸のチームメイトへの敵意や憎しみを増幅させる程に)

「へえ…………そのチームで色々な強豪相手に勝ちまくってるんだね。達人が監督をして…。」

明井戸「そういう事。」

「あ、チームと言えばさ…僕もサッカーチームを作ってみたんだよ。出来たばかりだけどね。」

明井戸「お前が?マジかよ!チーム作ったんだ!?どんなチームだよ?」

「すぐに分かるよ。………………キミが今のチームを抜けて僕達の仲間になるなら。」

明井戸「え………………。」

(その言葉に次の言葉が出て来ず言葉を失い、そして少年の赤い瞳と目が合い吸い込まれるような感覚が)

「達人が僕のチームで、僕の側で監督をやったら強くなれるんだよ…誰よりも…圧倒的に…。」

明井戸「………………。」

「また、昔みたいに一緒に遊ぼうよ……今度はずっと……一緒に…」

明井戸「…………ナオキ………。」

(その言葉に対してコクンと頷いてしまう明井戸。そしてそれを見て満面の笑みを浮かべる少年。)

「フフ……決まりだね、じゃあ行こうか……。」
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