FC2ブログ

刑事 栄田養士 2

西東京ホテル、都内でも有数の高級ビジネスホテル。

「事件は7階の703号室だ、行くぞ。」

栄田「はい。」(先輩から情報を聞いてその後をついて歩いて現場へと向かう)

エレベーターで7階まで上がり、そしてようやく辿り着きその部屋を開けると

栄田「……豪華ですね…」

「………ああ。」

部屋に入ってまず目に飛び込んだのは部屋の豪華さ、とても殺人事件が起きたとは思えないものだった

灰原「本当にこんな所に遺体が?」

栄田「…あるよ、現にそこに遺体はあるんだ。」

まず事件が本当に起きたのかと疑うのは最近配属されてきた新米刑事の灰原伸二(はいばら しんじ)
つまりは栄田の後輩という事になる

灰原「これが遺体……まるで寝てるみたいですよ」

その目の前にあるのは年齢20代半ばぐらいであろう女性、セミロングで茶髪。私服のままベッドで眠るように息絶えていた

栄田「いいから、手を合わせて。……それが礼儀だよ」

遺体に対し手を合わせ、それがこれから捜査する故人に対する礼儀である

灰原「あ、はい…。」

白石「被害者の名前は丸井友美(まるい ともみ)26歳、ですね。」

被害者の情報を伝えたのは警視庁鑑識課所属の白石絢香(しらいし あやか)栄田と同じ年の女性で鑑識課の要……という程でもないがそれに近い

栄田「…俺達とそんなに年齢が変わらないのにな。」

灰原「しかし……これは、自殺なのか他殺なのか…」

栄田「これと似た事件が過去に2度も起きてる、それも最近。そして…いずれも女性、3人の女性が偶然こういう自殺は……正直考え難い」

白石「被害者の死因は首の圧迫による窒息死です。」

灰原「首を絞められた…にしては抵抗の後が無いな、衣服の乱れも無い…」

栄田「詳しい事は解剖してみないと分からないけどおそらく強力な睡眠薬で被害者を眠らせてその間に首を絞めた…」

白石「そうなら過去の2件と同じですね、同一犯の可能性が高いですよ。」

栄田「しかし……殺人のあった現場にしては綺麗過ぎる。荒らされた形跡がなく被害者の衣服の乱れも無い。」

灰原「確かに、俺達が現場に来た時の印象はまず…部屋の豪華さから入りましたからね。」

栄田「前の2件もそうだ、綺麗過ぎる現場、そして遺体……どうも犯人が綺麗なのに拘っているような気がする。」

灰原「綺麗な現場に遺体…ですか。」

栄田「いずれの被害者も現金や通帳といった金銭の物は盗まれていないから物取りの線も薄い…ただ殺しただけ、か。」


もし犯人がそういう殺し方に拘りがあるのなら、それは異常と言えそうだった。これからそういう犯人を追って行かなければいけない。


翌日

灰原「栄田先輩、昨日の被害者…丸井友美について分かりました。」

栄田「ん…話してくれ。」

灰原「丸井友美、26歳。喫茶店勤務、結婚して夫と暮らしていたみたいです。」

栄田「…(過去の二人はOL、花屋、職業はバラバラ…か。)けど、妙だな。」

灰原「?何がですか?」

栄田「あれだけの大きなホテルだ、当然監視カメラぐらいはあるはず。それがその事件当日に故障…そして被害者以外の誰かが部屋に入った所を誰一人として見ていない。…これは過去2件と全く同じだ」

灰原「はあ…確かに変ですね、誰か一人ぐらい見ていてもおかしくないでしょうし。3件続いて監視カメラが故障とか…あるんでしょうか?」

栄田「そんな偶然あるわけない。ただの偶然が3度も続くとは思えない…誰かが壊したのか、とりあえず…その第3の被害者丸井友美の働いていた喫茶店に聞き込み向かうぞ」

灰原「はい。」

灰原を連れて喫茶店に車で向かう事に。
スポンサーサイト



非公開コメント

プロフィール

イーグル@

Author:イーグル@
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
FC2掲示板
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR